こんにちは!
健軍よしい動物病院 院長吉井です。
早いもので、開院して3ヵ月が過ぎました。
春の予防シーズンが佳境を迎え、
夏の皮膚が痒いシーズンになってきていますね。
健軍よしい動物病院でも皮膚が痒い子の診察が増えて来ています。
さて今回は、当院の夜間診療についてお話しさせて下さい。
当院では夜間緊急対応を行なっております。
この3ヶ月で、夜間緊急対応は53件ありました。
夜間の診察で多い症例は、
・てんかん発作(重積含む)
・心疾患
・誤食
などでした。
もちろん、緊急性の高くない場合もありますが、
なかなか自宅での判断は難しいことが多く、
また、電話で状況を伺うだけでは間違った判断をしてしまう事もあります。
夜間の診察は、
まず、当院へ電話で連絡をいただき、状況・状態を確認して、来院という流れになります。
ただし、すでに他の患者様の診察対応をしている場合はすぐに電話に出れない事がありますので、時間を置いてもう一度連絡をお願いします。
また、夜間は人員が限られているため、できる処置・できない処置があります。
その点については、来院の際に最初にお話をさせて頂き、
その時できる事、翌日以降かかりつけの先生の元で行なっていただく事を飼い主様と一緒に決めて行く事になります。
夜間緊急対応をして考えさせられるのが、緊急事態を起こさない為の普段からの行動の重要性です。
つまり、私たち獣医師側は治療中の病気がある子に対しては、飼い主様とコミュニケーションをしっかりとり、病気のサインを具体的にわかりやすく伝える努力を惜しまない事。
飼い主様は、普段の生活の中でそのサインを見逃さないように、毎日動物達の体調を気にかける事。
また、どんなに健康に見える子でも、定期的に健康診断は受けて下さい。
これは夜間に限ったことでは無いですが、やはり早期発見に勝るものは無いと思います。
夜間の場合特に、気になることがあっても、
病院に連絡するほどのことなのか…?と迷ってしまうことが多いのではないかと思います。
しかし、飼い主様が気づいた些細な変化は、
実は動物達からの病気のサインかもしれません。
気になる様子があるならば、電話でお話をするだけでも大丈夫です。
夜間に何かありましたら、まずは、かかりつけの先生に連絡を。
それでも困ったことがあったら、いつでもお電話ください。
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